2009年04月27日

脚の長さ

Q.左右の脚の長さの差(脚長差)は人工股関節手術で改善しますか?

A.脚長差には実際の下肢の長さに違いがある場合と、見かけ上の(骨盤の傾き・背骨の弯曲・股関節の内転または外転拘縮によるもの)脚長差があります。
 
実際の長さの差であれば、3cm程度までは治す(矯正する)ことが可能です。
 
骨盤の傾きや背骨の弯曲は、その状態が長い期間続いていると元の状態に戻りにくくなります。いずれにしても体覚的な脚長差の程度が重要で、ぴったり長さをそろえると余計に長く感じてしまうことがあります。
 
年齢・罹病期間・股関節の動き(手術によって改善する予想の関節可動域)を参考に術前計画を立てて手術中に補正をします。
posted by Dr.Hayashi at 16:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記